Appleが作ったMacのポジションがエグい

ブランディング

From:山下晋弥 治療院マーケター

世間は学期末。2024年3月のある日、

自宅のPCにつなげているキーボードとマウスをみに、梅田のヨドバシカメラの地下一階にある、PC売り場に行きました。

僕はAppleが好きなので、3ヶ月に1回ほどPCフロアーにいきます。AppleStoreがあるので。
だから、よくわかるのですが、昨日は、めっちゃくちゃ混んでました。若干息を吸うのも窮屈な感じでした。

とくに、Appleは激混み。店員さん1に対して3人を相手する感じです。
購入者をみてみると、高校生らしき年齢で、親と一緒に来ている人が圧倒的多いと感じました。

しかし、それと同じぐらいの人が、AppleStoreの隣りにある、マイクロソフトにもいて、同じぐらい混んでいました。

マイクロソフトの混雑をみて、僕は、
Appleのおかげだなって思いました。

それは、

  • 隣がAppleだからとかではありません。若干あるとは思いますが、それならいつも、マイクロソフトが混んでいてもいいです。しかし、いつもガラガラなんですよね(汗) だから違うでしょう。
  • 価格が安いからでもありません。
    Macもサーフェスも同じぐらいの価格設定です。だから、やすさ目当てではないでしょう。
  • 割引があるからとかでも、ありません。 Mac、サーフェスともに学割があります。マイクロソフト社だけがやっているわけではないので、これも違います。

では、なぜ、Appleのおかげで、マイクロソフトが混んでいたのでしょうか?それは、、、

Macのポジショニングがうますぎてやばいからだと

上手いポジショニングに絶対ある、ライバル商品を売ってしまうことがあるのですが、それでした。

マジでAppleが作ったMacのポジションが上手いんですよ。

 

Appleが作ったMacの「売れるポジショニング」

みたことありますか?
最近のMacのCM。

今年の2月ぐらいから、Appleは、こんなCMで作っていました。

1、東京大学のレーシングサークル、Formula Factory。EVへの転向という大きな挑戦に始まり、車両の構想から設計、そしていくつものテスト。レースまでの長い道程に、Macがありました。

2、東京工業大学のものつくりサークル、Meister。機体のデザインや電子回路の設計、センサーのプログラミングまで。テスト飛行の失敗を乗り越え空を飛んだ、その軌跡にMacがありました。

3、早稲田大学のミュージカルサークル、Seiren Musical Project。台本作成やポスターデザイン、音楽の編集まで。華々しい新歓公演、その地道な舞台裏にMacがありました。

(動画リンクはメルマガの最後に添付しておきますね)

つまり、学生で、
チャレンジするもの、時代を変えるクリエイターはMacを使っていると。

そしてMacは、変革者のためのものと

一方、マイクロソフトは、違います。
2019年から、製品販売のプロモーションの事例がでてきません。学割ありますぐらいです。

つまり、施策はほぼ何もやっていません。
しかし、商品が勝手に売れます。これはAppleのおかげでしょう。

 

なぜ、マイクロソフトの商品は勝手に売れるのか?

Macのポジションが、マイクロソフト社の製品を売れるようにしているからです。
Appleはあえて、Macを、相手の商品が売れるポジショニングにしたのでした。

先ほどのCMでもわかるように、
Macは、具体的に、何ができる、何をするものとか伝えていません。メリットやベネフィットも伝えていません。

誰が使っているのかを明確にしています。

つまり、クリエイターが使うものだと。
これって、逆に言えば、それ以外の人は、Macじゃなくてもいいよって伝えているのです。

  • 文字を書くだけなら、Macじゃなくてもいいよ
  • 数字管理するだけなら、Macじゃなくていいよ
  • 絵を描くだけなら、Macじゃなくてもいいよ

他の人を排除するように。

つまり、排除された人は、Macじゃなくて他を買いにいくと。
じゃあ、何を買うか?学割があるサーフェスやマイクロソフトBOOKを買うと言う流れですね。
全ては、Macのおかげで売れると。

 

え、それってAppleやMacに何の利点があるの?

Appleは、ライバルの売上に貢献しているだけじゃないのって。

違います。

Macのポジションを明確にできるからです。

相手の商品が売れることに、Macはニッチなポジショニングが明確化し、ポジションを理解した人から、収益をあげられる。つまり、相手の売上があがるほど、Macも売上もあがるからいいと。

 

Appleの2023年最後の3カ月間の売上高は1196億ドル(約17兆5000億円)でした。成功しているのをみると、「相手の商品をあえて売る」ポジショニングは、間違っていないと言えるのではないでしょうか?

このやり方、ひとり治療院が勝ち残るようにするのも、同じです。

 

ひとり治療院で勝ち残るための秘訣

クライアントの西村先生は、毎月200万の院を作りました。

彼の院は、市場に、同じ価格帯で、同じターゲットの院が増えてきたから、自分は【歩行改善専門整体院】とポジショニングをし、あえてそれ以外の人は、他の院に流れるようにしました。

市場で患者さんが、相手の院に流れれば流れるほど、

Macと同じように、ポジショニングをした、こちらに患者さんが来るようになるでしょう。
そう。ポジションを作っていればですが。

では、どうやってポジショニングするのか?

それは、強みをみつけること。隠れた自分の強みです。

教員していて、治療を学びまくっていて、困っている相手に伝える能力が高い西村先生が、歩行改善専門整体ができたのようにです。

では、どうやって強みを見つけるのでしょうか?

地域No.1個別セッションでみつけれます。
そろそろ募集を開始しますので、楽しみに待っていてくださいませ。

また書きます。

Macの学生向けに作ったポジショニングCMです

↓↓
https://arigato-ipod.com/2024/02/mac-for-students-tv-ad.html

 

PS、
ひとり治療院が生き残るための「新ポジショニング戦略」
特別レポートをプレゼント中
1分のアンケートに答えるだけで貰えます。
↓↓

コメント

タイトルとURLをコピーしました