店の前に糞尿をまかれるなど過激…

ビジネス成功の秘訣

From:山下晋弥(店舗&WEBマーケター)

店の前に糞尿をまかれるなど過激…

昨日、ポッドキャストの歴史キュレーションの番組「コテンラジオ」で、「財閥の三越の歴史」というのを聞いていました。

日本人なのに全然知らなかったんです…

三越って歴史的にも革新的なビジネスモデルを作ったんだって。なんとあのドラッカーも名指しでその手腕を認めた天才経営者が作ったモデルだっと。

めっちゃ今後の自費治療院経営に役に立つ話だなって思ったのでシェアしていきます。

小さな呉服店だった。

三越は、1673(延宝元)年に三井高利が創業した越後屋呉服店である越後屋でした。

当時はツケ払いが普通だった

当時の呉服店というのは、ツケ払いが普通でした。それをいきなり現金払いにしたのが、越後屋です。

当時の一流の呉服店は、前もって注文を聞き、後ほど品物を持参する見世物商いと、直接商品を持参して売る屋敷売りが一般的であり、支払いは、盆・暮の2季節払い等が慣習だったようです。

そうなると、貸し倒れリスクや掛け売りの金利が発生するので、商品の価格も高くなり資金効率も悪いです。なので、三井高利は店前売りに切り替えて、商品の値を下げて現金取引を奨励したのです。

価格は人によって変える

当時は、呉服というものは売る相手によって価格を変えていたようで、「一見さんには高く、なじみ客には安く」が普通でした。そういった一物多価の時代に越後屋は、「どんなお客さまにも、同じくお安い値段で提供します」と言い切りました。

店頭での販売のみ

また、富裕層家庭への訪問販売(屋敷売り)や、店頭で注文を聞いて後とで自宅へ届ける(見世物商い)のが中心であった商売を、店頭での販売だけにしました。

当然、その分配送料等のコストは下がり、価格を下げることが可能となりました。

またたく間に売上がアップ

開店当初は苦戦をしますが、高利らは時代の流れを読み、新たな顧客の開拓を考えました。訪問掛け売りではなく、店頭において安く現金で切り売りする、薄利多売の商売を始めたのです。これは多くの顧客から支持を得て、またたく間に売り上げを伸ばしていきました

そして「財閥」へ

その後、三井家は、この呉服店ビジネスを契機に金融事業に参入、のちの三井財閥となりました。

 

新しいビジネスモデルはいつでも嫌がらせをされる

当時、とてつもなく革新的だったこのビジネスモデルは消費者の需要を捉えスマッシュヒットとなりました。

ただ、どの時代でもそうですが既存の事業者は、新しいビジネスモデルを好みません。今まで儲かっていたのに、新参者が邪魔をしてくる、そう考えがちだからです。実際に、糞尿をまかれるなど過激な事象もあっと・・・

 

同業者から嫉妬は歓迎せよ!

今回私が話をした訳は、

同業者の反感・妬みを作らないといけないなって思いました。

僕らのような、小さな小さな組織や会社は、基本的に同じ事をしても大手には飲み込まれます。大手がゾウさんだとしたら、私達はアリさんみたいなものだから。

じゃあどうやって戦っていくのか?相手が嫌がることをしてやるしかないのですねってね。

呉服店が実際にやったようなことをねってね。

どうでしょうか?呉服店のように、嫌がられること一緒にやっていきませんか?

 

ー山下晋弥

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