ひとり治療院が生き残るたった一つの秘訣

ポジショニング戦略

From:山下晋弥 治療院マーケター

ひとり治療院が生き残るたった一つの秘訣

 

先日、ひとり治療院の方からこんな質問を頂きました。

 

30歳、柔整師で開業5年目です。

最近は、地域で新しく整体院ができたり、パーソナルトレーナーや、サプリなどの他の業界も参集してきて、治療院の集客が苦しくなってきていると。

彼に、どんな集客をしているのか聞いたら、ヘルニアや狭窄症、頭痛の症状の人を集めるようにしていると。

 

これを聞いて、僕は、難しくなっているから厳しいだろうなって思いました。なぜなら、

 

相手が強いからです。

調べてみると、近くに出来てる院が大手で、医師の声もあり、MEOの口コミもあり、医師との連携が取れているから安心ですとおいう安心感もあり、社会的に強くなっているところが多いからです。つまり、資本があるところが勝てるようになっています。だから、個人が勝つのは難しくなりつつあると。

でも、ひとり院がやっていけないかというと、そんなことはりません。

むしろありがたいと思います。なぜなら、、

 

ひとり院でも勝てる場所があるからです。

逆に言えば、自分が「負けない場所」をみつければいいだけです。

 

負けない場所って何?!

勝てる場所を見ける視点は難しいので、負けない場所を見つける視点の方がいいですね。

負けない場所とは、
家庭用品のファブリーズを販売してるP&Gがよく使う戦略の一つです。

また、ユニバーサル・スタジオをV字回復させたマーケターの森岡さんも使います。因みに森岡さんもP&G出身です。

あと、肌ラボやスマートニュースアプリを作った、マーケターの西口さんも使います。もちろんP&Gです。

負けない場所が重要なのは、顧客を囲い込むことや、お金を払ってもらうことが簡単になるからです。完全にあっちよりも、こっちに来てもらったほうがいいですよ!と明確に言えるからです。

つまり自分の商品やお店の「ポジショニング」がめちゃくちゃやりやすくなるからです。

 

負けない場所の一例

自分が頭痛を治療出来るスキルを持っていたとします。

負けない場所を決めるとしたら、僕なら、まず大人は排除です。特に女性は絶対に狙いません。

理由は、来ないからです。80%来ないです。女性はだいたい時間がありません。働きに行って、お迎えにいって、ご飯を作ってと時間がありません。だから、来ないです。が、、、もっと大きな理由は、

製薬会社がいることです。

女性には「頭痛薬」という鬼のようにハードルが高い壁を超えないといけない。だから、そもそも整体院で勝てる気がしません。

じゃあ、どこを選ぶのか。

子供にいくでしょう。子供の頭痛を少なくする施術というように。

子供の場合は、薬を飲ましたくないという親がほとんどです。自分がしんどい時は飲むけど、子供には飲ませたくない。つまり、薬は毒だとわかっている人が多い。でも、病院にいけば薬しか出ない。だからどうしたらいいのかわからない人が多いです。

また、最近子供の視力が落ちてきたというニュースがあります。理由はスマホやPCが多くなっていることでしょう。つまり、肩こりや頭コリ、背中のハリが原因で頭痛がきているとわかります。ですから市場は増えているのがわかります。

そんな感じなので「子供頭痛解消マッサージ」というサービスをアピールしていけばいいと。

僕は、鍼灸師の実績もありますから社会的証明もできます。すぐに作れる実績もやればいいですね。電子書籍で「子供頭痛を即胎児するおかんやるべき3つの対策」という本を書けばいいですしね。

まあ、とにかく大人、特に女性の大人にいくよりも、子供に行くほうが負けない場所になると。

 

負けない場所を見つけていきましょう。

自分が絶対に大手や他のライバルには絶対に負けない!場所をです。

あなたが負けない場所はどこですか?

 

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