From:山下晋弥 治療院マーケター
1000円のドーナツにどうやって売りますか。しかも行列を作りながら…
この売り方がめちゃくちゃ美味いなって思いました。
お店がある場所は、北海道のニセコです。
ドヒョウドーナツという店名。キッチンカーで営業しています。商品は、ひとくちプチドーナツが10個で1000円だと。
お店の人に高いですねというと、「ニセコ価格ですよ!」と。
つまり、高いとわかっているのですが、販売している。
そのドーナツ屋に、連日長蛇の列ができています。今の時期は20分待ちができるときもあるようです。
この店のやり方がめちゃくちゃオモロイし、当たり前の商品で高価で販売できている店舗経営者はみんなやって方法だなと。
というのも、、、
1000円でも長蛇の列ができるドーナツ屋と、150円でも売れないドーナツ屋の違い
150円でも売れないドーナツ屋さんは、おいしいドーナツを作るために日々、味の研究をします。インスタ映えをさせるためにチョコレートなどを使ってカラフルにしたりします。
新作を作りまくります。季節に合わせたフルーツを使ってデコレーションもします。とにかく、毎日新作を作りまくっては販売をしてきます。でも、売れません。。。
一方、1000円で販売しているドーナツ屋さんは違います。
変わったドーナツを作るとか一切しません。どこにでもあるプレーンやチョコドーナツです。デコったり、インスタ映えを狙ったりして、手の込んだ商品を出すこともありません。至ってどこでも販売しているドーナツを出します。でも、バカ売れです。
一方は手が込んでいるのにもかかわらず150円と安いのに売れない、もう一方は、普通の味なのに1000円でも売れる。
なぜ、こんなにも違いが生まれてしまうのでしょうか?
ドーナツの味ではありません。食べた人の感想をみると甘い系ドーナツだということです。別段普通の味だと。
見た目でもありません。1000円のドーナツはデコってもいません。どこにでも売ってる標準のドーナツです。
もちろん、場所が違うということはあります。しかし、同じ場所で150円のドーナツを販売しても売れる量は少ないでしょう。待たせてしまうので。。。
では、なにが違うのでしょうか?
「ポジショニング」です
1000円でドーナツを販売している店は、
- 普通のドーナツ屋として商品を販売しているのではありません。女子にウケるようにしているのでもありません。
- 男子にうける、おかず系のドーナツを販売しているのでもありません。もちろん、某チェーン店のようにピカチュウに彩って販売していることもありません。
外国人向けのドーナツ屋としてドーナツを販売しています。
今、北海道のニセコは観光客で溢れています。
今回のドーナツ屋さんのインスタ、Facebookはすべて英語で投稿されています。そして何よりも、名前です。
ドヒョウというは、相撲の土俵のことです。HPのメイン画像も相撲です。普通ならメイン商品のドーナツを出してくるのですが一切ありません。
ドーナツという世界共通語で、何を販売しているのかわかるため、あえて商品はのせていないのだと。
日本人なら土俵ドーナツって何よ!?ってなりますが、外国人は相撲、土俵という言葉がすごく好きです。外国人へのポジションをとるために。よくポジションを考えたネーミングでオモシロイ!
(ちなみに、ドヒョウドーナツ店のHPですhttps://dohyodonuts.com/)
でも、ポジションってどうやって作るのか?
地域の特性を見つけると出来きます。
- 普通のドーナツを販売していたのを、観光客1000円でも長蛇の列ができる、ドヒョウドーナツのように。
- ビジネス街で、普通の頭のマッサージをしていたものを【極上の睡眠へ】というポジションに変えて、予約待ち50万人を作った「悟空の気持ち」のように。
- 京都で普通のラーメン屋をやっていたものを、学生のための増々ラーメン屋のポジションに変えて、ブームを作った「二郎系の元祖」のように。
マクドナルドをチェーン展開させたレイ・クロックは、
「新しい店舗を探すときヘリコプターで探した」と。
つまり、場所は大事だということです。
しかし、一度お店をだしてしいまったら、タイヤが付いている店じゃないかぎり、その場で勝負をしないといけません。
それを唯一できるのが、地域の特性をみつけていくことです。
地域の特性を見つけるのは、
個別セッションで探していけます。
今、個別セッションの準備中です。整い次第お知らせしていきます。
治療院のポジショニングについてのご相談は山下までm(_ _)m
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