From:山下晋弥 治療院マーケター
先日、メルマガ読者さんから、こんな質問をいただきました。
「毎日、ポジショニング、ポジショニングとメールに書いていますが、なぜ、ポジショニングを使った繁盛治療院にすることを、すすめているのですか?売上をあげるなら成功者のマネするやり方があるなかで、そこまでポジショニングにこだわる理由ってあるのですか?」と。
理由はあります。僕の中で超絶大事な理由がです。
少しだけ僕の崖っぷちの話を聞いて下さい。
どん底人生の救世主がポジショニングだった?!
今、僕には、タクシー運転手の父親と、ヘルパーの母親、6つ上でバスの運転手の兄の4人の家族がいます。(嫁と息子と娘は含めてません)
外から見たら、どこにでもいる普通の家族にみえるのですが、そんなことはありません。
親の夫婦仲最悪家族です。
そして、そんな家族が、僕がポジショニングを押す理由です。繁盛治療院を作る理由でもあります。
僕の家は、昔から父親はがいませんでした。
仕事で朝早く出て、帰ってくるのは寝てからなので会う機会があまりなく、正直記憶にありません。
学校の参加日はもちろん、運動会にも来てもらったこともありません。
母親だけがいつも来てくれていました。
最大1億規模会社のボンボン
僕は小学生4年生になるころ、父親は独立して繊維会社を設立しました。母親も会社の手伝いをするためにパートを辞めて、父の会社の経理などを手伝うように。
父の会社は、夏はポロシャツ、冬はニット(セーター)を販売するのがメイン事業でした。
はじめは順調でした。
売上も数千万から最大で1億はあったらしいです(当時は事業やお金のことは何も聞かさせていませんでした)
しかし、僕が高校生になったあたりから、雰囲気が変化し事業が傾き始めました。
ここでも、僕は会社の事は知らないので悠々自適でした。クラブばかり。しかも金がかかるゴルフ部です。練習では毎月10万以上、1回の合宿では20万はざら。ゴルフ用品は高額です。とにかく、湯水のごとくお金を使っていました。でも、親は何も言わずに好きなようにさせてくれていました。だから、将来の心配なんて一ミリもせず、高校生活を過ごしました。
しかし、ついにこの時がきました。
1億規模の会社の倒産!自己破産へ…
ある日、家族揃って晩ごはんを食べているとき、
父親が急にお箸を置き話があると。
絞り出した声で、
「お父さんの会社潰れるわ」と。
いきなりでした。
僕は、会社がこんな状況になっていることは全く知らずでした。
人生18年間で初めて聞い父親の負けた感じの声。
強くかっこいい大好きな父親の背中は、そこにはありませんでした。
そして、3ヶ月後の大学1年春、父親の会社が倒産しました。
借金が1億円残りました。もちろんお金がないので1億もの大金は返せるはずもなく、自己破産の手続きを。18年間住んだ家、父親の車、すべてなくしました。
まだ、モノや家がなくなってもなんとかなります。また働いて稼いで買えばいいだけです。だから問題ありません。
しかし、僕はそれよりも、重要なモノをなくしました。
家族の絆です。
自己破産してからの父親と母親は喧嘩ばかりの日々に。あいつが悪い、こいつが悪いなど、とにかく雰囲気最悪で、家に帰るのが嫌でした。
父親も自暴自棄になって、めちゃくちゃでした。
高速道路であおり運転をして、文句を言う人間と同じように、路駐している車に近寄って大声で句を言うような人になっていました。
潰れる前はそんなことはなく一切なく、優しい性格だったのに。
家族は喋ることがなくなりました。
家でもすれ違いの日々。
毎日一緒に食卓を囲んでいたのに、一切囲むことははありませんでした。
これが、僕がポジショニングをして繁盛治療院を作らないといけないと思う最大のわけです。
ポジショニングを作って繁盛治療院を目指すワケ
ありえないですが、もし、あの頃、僕がポジショニングやマーケティングを知っていたら、こうなってなかったと心底思うからです。
というのも、父親の会社は繊維業でした。
つまり服を販売する会社です。
突然ユニクロという巨大な大手が現れました。低価格で高品質の服を販売する会社です。資金があるのでコストが抑えれます。
一方、父親のような個人事業は、大量生産はできません。量を作るといっても、数千枚です。
100万枚の服を作るのと、数千枚の服を作るのでは、圧倒的に同じ品質でも、安く販売できます。
うちはカシミヤのセーターをメインに販売していました。1万から2万円の価格で。一方、ユニクロは、カシミヤのセーターを8000円で販売しました。
明らかに、ほとんどの人は、ユニクロで買い出しました。
父親はここで行動に出ました。しかし、この行動が潰れるのを加速サせることになりました。それが、、
値下げでした。
セーター1枚の値段を8000円まで下げたのです。ユニクロと同じ価格です。もちろん、売れまくりました。売れて売れてしょうがない状態で忙しくて、24時間フル稼働していました。
売れてよかったじゃんと思うのですが、原価ギリギリでの販売でした。そして自分の労働力や、出荷代、などがはいっていないのでした。
つまり、売れば売れるだけ赤字になるというのを知らなかったのです。
経営なんてしたことないので、そらしらないでしょう。
マーケティングなんて知らないから、売上の作り方なんてわからないでしょう。
僕があの頃、ポジショニングできていれば、父親の会社はなんとかできたんじゃないかと思えてしょうがないから。
例えば、セーターでも普通にカシミヤをウリにするのではなく、受験生のためのセーターとかにして販売することも可能でした。
実際、僕はカシミヤのセーターをきて学校に行ってました。他よりも薄いのに温かいから気にならないとか、体調管理ができやすいとかありました。
また、セーターを買ってくれた人のリストを取得して、クリーニングの依頼を取り付ける事もできたでしょう。高いセーターは自宅では洗わないというのが通例なので。
つまり、ポジショニングやマーケティングの知識と経験があれば、世界で一番大事な「家族の絆」は壊れなかったのではと。
正直、今でも家族の絆は壊れたままです。僕の息子や娘がいるからまだ繋がっていますが、、、
親の夫婦仲は最悪です。
離婚はまだしてないですが、母親が離婚したら子供達も離婚するという謎のマインドがあるからしていないようです。
でも、実家に帰るのが苦痛で苦痛でたまりません。
壊れた家族をみるのが、、、ね。
僕の家族は、父親の会社が潰れてからからおかしくなりました
胡散臭く聞こえるかもしれませんが、
ポジショニングは、今経営で困っている人で、同じ思いをさせないようにはできます。
ポジショニングで繁盛院を作るためでもあり、同じように、壊れて修復できないのを絶対してほしくないです。
子供に同じ思いをさせないで欲しいというのが本音です。
今日はこの辺にしておきます。
また書きます。
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